学校や担任を『味方』に引き入れて使い倒す!

学校や担任を『味方』に引き入れて使い倒す!

不登校カウンセラーで、現役塾講師の前田です。

子どもが登校拒否から不登校になり
完全に引きこもってしまった。

なんとかしたいと思って、
学校や担任、スクールカウンセラーに
思い切って相談してみた・・・

でも、学校があまりに頼りない!

そんな声をよくお聞きします。

こちらが真剣に相談しても
「所詮は他人事」という雰囲気がプンプン臭う担任。

不登校や引きこもりの本質を理解していない担任だと
クラス全員で家へ「お迎え」に
押しかけて来る場合もあるそうです。

(いやいや、そんな事したら逆効果じゃない!)

と言いたくなる担任もかなり多いです。

もっとひどい担任になると

「他のお子さんは毎日登校しているわけですから
ご家庭の教育に問題があるんじゃないですか?」

と暗に親を責める担任もいると聞きます。

「言われてもそんな事はわかってます!
それで解決できずに困ったからこそ
担任である先生に相談に来たんです!」

と思わず言ってしまいそうになったお母さんもいました。

以前は私も

(日本の教育現場には
どうしようもない担任ばかりだな・・・)

と感じていました。

しかし、ある事件をきっかけに
現場の教師に不登校解決を求めても
「ムダ」だと気づきました。

というのも、

学校に不登校解決の専門家はいない

からです。

実は、偶然なんですが、大学の先輩や後輩には
幼稚園の保育士や小中高の教師、
さらには大学で助手をしている人間までいます。

同窓会の度に
日本の教育現場が不登校にどう向かい合っているのか
話を聞くのですが、彼らは口を揃えて言います。

「前田さん、不登校や引きこもりの生徒を
再登校、復学させられる方法を教えて欲しい」

・・・

いやいや、僕は塾の先生ですよ。
学校の先生の方が生徒とより長い時間一緒に過ごすのだから
ヒントは学校の先生の方がお持ちでしょう?

「そんなわけがない。

一人で30人〜40人の生徒を担任していると
一人ひとりを細かくフォローするなんて不可能だ。

宿題のチェック、テスト問題の作成、成績表作成は当然として
クラブ顧問として毎日3時間以上のサービス残業をする上に
土日も練習や遠征試合で完全に潰れる。

さらにムダに長い会議、校長や教頭の訓話。

「子どものしつけまでやれ」とモンスターペアレンツから
無茶難題を押し付けられて現場の教師は悲鳴をあげている。

家にいるよりも学校にいる時間の方が長くて
我が子の面倒も見れず嫁から叱られている。

不登校の生徒には本当に申し訳ないが
それをしたら今度は我が家がは破綻だ。

そもそも仮に余裕があって
一対一で向き合えたとしても
何をどうすればいいのかサッパリわからない」

と言うのです。

みんな言います、口を揃えて。

そうです、

幼稚園から大学まで、今の日本の教育現場には
不登校や引きこもりの専門家は一人もいないのです。

中には不登校児童を何人も担任した経験があり
不登校に詳しい先生もいるそうですが、
それはあくまで「個人」のスキルやノウハウ。

それが現場レベルで共有されているわけではない。

これが教育現場の現実です。

あなたのお子さんの担任の先生が
偶然にも不登校解決の経験やスキルをお持ちであれば
それは本当に幸運ですし、とても力強いですが
全ての先生にを要求するのは酷なようです。

担任や学校も「環境」のひとつ

しかし、不登校解決を要求するのが酷だとしても
放ったらかしにするわけにはいきません。

こちらの記事で

・不登校や引きこもりを解決するために
親は環境づくりという裏方に徹する事

・親もその環境の一部で裏方である事

とお伝えしましたが
実は、担任や学校も環境の一部だからです。

>>> 不登校・引きこもりに悩む親がやってはいけない4つのタブー

そうです、

どんなに頼りない担任や学校であっても
お子さんが今後も接する以上学校も担任も

「環境」の一部なのです。

ですから、不登校を本気で解決したいなら
どうしようもない学校や相性の悪い担任でも
お子さんに少しでもプラスになる環境に変える必要があります。

お子さんの再登校、復学を邪魔しないように
少しでもプラスになるように変えるのです。

そこで、私が不登校や引きこもりに悩む親御さんには
こうアドバイスしています。

担任を味方に引き入れて使い倒せ!

担任の先生や学校に
不登校の解決を期待するのは難しいのであれば
せめてお父さんやお母さんの味方に変えましょう。

お父さんやお母さんを助けてもらえばいいのです。

それも、嫌々手伝わせるのではなく
彼らが喜んで助けたくなるように仕向けるのです。

それでは、具体的に何をすれば
学校や担任を味方に引き入れる事ができるのか?

次回の記事でお伝えしますね!

>>> 担任を味方に変えるカンタン3ステップ

ポイントは、

教師という生き物が
絶対に逆らえない本能を上手に刺激する事

です。

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