不登校の因果関係を的確に見極める

不登校の因果関係を的確に見極める

不登校カウンセラーで、現役塾講師の前田です。

不登校や引きこもりの子どもの大半に

  • 昼夜逆転という生活リズムの乱れ
  • スマホやネット、ゲーム三昧というIT依存
  • 過食や拒食、偏食などいびつな食事の摂取

といった『何らかの問題行動』が見られます。

(あんなにゲームばかりしていたら
目が冷めて眠れないに決まっているじゃない…)

と心配しているお母さんも多いはず。

心配するあまり…

「スマホのやりすぎで、夜に眠れないのよ。
そして朝起きれずに学校に行けないのよ」

と子どもを叱りつけて
ケンカになった事もあるかもしれません。

おそらく、お母さんは頭の中で
次のような因果関係を思い描いているはずです。

お母さんの考える因果関係

原因:ゲームをして夜更かしする

なかなか眠れない

朝起きれない

学校に行けない

こんな原因と結果の関係を想像していましたよね?

しかし、『真逆』なのです。

子どもの中の因果関係

実は、子どもの中で起きている因果関係は全く真逆なのです。

承認欲求が不足し自分に自信が持てない(=不登校の本当の原因)

自信がないので小さな事にストレスが溜まる

承認欲求が不足した結果、不登校や引きこもり

学校にいけない自分に対して自己嫌悪の陥るが
それを続けていると気が狂いそうになり疲れる

スマホやネット、ゲーム、漫画へ依存し逃げる事で自分を守れるが
結果として昼夜逆転で生活リズムがメチャクチャになる

という因果関係になります。

スマホやネットに依存しているから眠れずに
朝起きれないわけではありません。

学校に行きたくないから起きないし
朝起きれない状況を作るために
(無意識のうちに)昼夜逆転に陥る子どもも多いのです。

私たち大人は外から見える範囲で物事を解釈しがちですが
実は、子どもの心の中では真逆の現象が起こっているわけですね。

ですから、結論を言えば、

・スマホやネット、ゲーム依存
・昼夜逆転で生活リズムがメチャクチャ
・過食や拒食、偏食

といった問題行動は
不登校や引きこもりを根本的に解決できれば
自然と消えていきます

薬物やタバコといった
体内に化学的な物質が残る依存症は話が変わりますが
習慣の範囲とも言えるゲームや生活リズムは自然と治りますよ。

私の教え子の事例でも全員が解決しましたので
自信を持ってお伝え出来ます。

特に、不登校や引きこもりを真の意味で脱出できれば
自分の目標や道を自分の力で子どもが見つけます。

子どもが自発的にのめり込んでいくと
依存症や生活リズムの問題は自然と消えていきますので
この点は安心して下さい。

むしろ、依存症や生活リズムは
お子さんが自分自身を守るために行っているわけですから
何も言わずに見守ってあげて下さい。

なんとかしたい、
みんなと同じようにしたい、

という気持ちを子どもはみんな持っています。

その気持ちを暖かく見守ってあげて下さいね。

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